原付ひとり旅2「広島・尾道篇」3日目。
マンガ喫茶を出て、何よりもまず“空模様”を確かめる。
「もう雨はイヤだ…!」
快晴ではないが、どうやら大丈夫っぽい。(もちろんそんなの全然アテにならない)
とりあえず、一路尾道へ→。
行きは内陸のバイパスを通ってきたのだが、帰りは海沿いの道を行くことにした。
早いのはもちろんバイパスなんだけど、海沿いの方がいくらか楽なのである。
景色は良いし、バイパスはなかなか止まることができないから。
昨日のパンクがトラウマになって、何もない山道で止まったらどうしようという恐怖もあった。
時間に余裕もあったので、時速40キロでゆっくり尾道へ。
特に何事も無くたどり着くことができた。
尾道はほんとうに良い街だ。
その良さは、街に関するガイドブックやその他の情報だけでは分からないと思う。
実際に自分の足で歩くことで、街としての魅力がとても広がる。
地元の人たちが日々利用する商店街の何気ない路地のひとつひとつに、言いようもない雰囲気が溢れていた。
古いものが古いままに存在し、今なおしっかりと息づいている。
きっとこの風景は、かつて日本中にあった風景だと思う。
そういう風景は、時の流れと共に当たり前のように、少しずつ減り、廃れ、無くなっていった。
でも、尾道には残っている。
日本中の人が、住んでもいないこの町に“ノスタルジー”を感じるのは、そういう部分だと思う。
昼過ぎ、尾道を後にし帰路につく。
ピークに達した疲労感をおして、無事帰宅。
今回の総移動距離は569km!
お疲れ様でした。楽しかったです。
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