おヒサシネマ!「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」 “稀代の映画バカのプロディース力と審美眼”

ゴースト・プロトコル 久々鑑賞☆おヒサシネマ!

ゴースト・プロトコル

評価: 9点

Story

ロシアの中枢クレムリンが何者かによって爆破され、その容疑がイーサン・ハントのチームにかけられる。
米大統領は国家としての関与を否定すべく“ゴースト・プロトコル”を発令。彼らの所属する極秘諜報機関IMFは存在を抹消されてしまう。
政府や組織の後ろ盾を失い孤立無援となったイーサンたちは、独力で事件の黒幕をつきとめ、さらなるテロを未然に防ぐという、限りなく不可能に近いミッション遂行を余儀なくされる。 Amazonより

 

Review

ダニエル・クレイグ版007の最終作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」の感慨に感慨に浸ると同時に、頭に浮かんだのは、まさに同年代に同じスパイ映画としてのシリーズを連ねてきている「ミッション:インポッシブル」の存在だった。

クレイグ版007で最後の“ボンドウーマン”を2作連続で務めたレア・セドゥも殺し屋役として登場するこの「ゴースト・プロトコル」は、何回観ても楽しく、忘れがたき傑作だと痛感する。
振り返ってみると、2011年の劇場公開以降、この10年間で通算5回目の鑑賞となっており、これは数多の映画遍歴の中でも間違いなくトップクラスのリピート率だと思う。

撮影当時すでに50歳目前でありながら、走り回り、飛び回り、転げ回る、“映画バカ”トム・クルーズの“映画俳優”としての存在感もさることながら、低迷気味だったのこの映画シリーズを、今作の大成功により一転して超人気シリーズへ転換してみせたその“映画プロデューサー”としての力量が光る。

前述のレア・セドゥの起用や、エージェント役のポーラ・パットン、振り返れば第一作のエマニュエル・ベアールに、そして次作「ローグ・ネーション」におけるレベッカ・ファーガソンに至るまで、トム・クルーズの一流の「審美眼」も、成功の要因だろう。
特に今作では、ポーラ・パットンの“恵体”爆発のその溢れる美貌と、惜しげなく繰り広げられるアクションシーンが最高。
彼女がレア・セドゥ演じる殺し屋(こちらもわがままボディ)と死闘を繰り広げるシーンと、ドレスアップしてインドのパーティーに潜入するシーンを観るために、僕はこの先も何度も今作を見返すことだろう。

 

Information

タイトル ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル MISSION: IMPOSSIBLE – GHOST PROTOCOL
製作年 2011年
製作国 アメリカ
監督
ブラッド・バード
脚本
ジョシュ・アッペルバウム
アンドレ・ネメック
撮影
ロバート・エルスウィット
出演
トム・クルーズ
サイモン・ペッグ
ジェレミー・レナー
ポーラ・パットン
ミカエル・ニクヴィスト
ウラジミール・マシコフ
レア・セドゥ
トム・ウィルキンソン
ヴィング・レイムス
ウラジミール・マシコフ
鑑賞環境 インターネット(Amazon Prime Video・字幕)
評価 9点

 

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