<スバラシネマAWARDS☆2011>
年末恒例「スバラシネマAWARDS☆2011」!!
個人的にも社会的にも「色々」あった一年だった。
個人的なことをあげると、愛娘が生まれ、愛犬が死んだ。
出会いと別れは、人生において平等に存在し、決して切り離すことはできない。
喜びも悲しみも等しく混ざり合う人生は、まさに映画のようだし、「映画を観る」ということも人生に似ている。
色々なことがあった中で、今年も102本の映画を観ることができた。
良い作品も悪い作品もあるけれど、それらもすべて「出会い」の一つだと思う。そして、その一つ一つが自分の中で大切な映画体験になったと思う。
2011年、最高点を得たのは3作品。
角田光代の原作小説を確かな映画術と女優力で映画化し、子を産む愛、子を育てる愛、そして子を身籠る愛という三者三様の愛を映し出し、“涙”で埋め尽くした「八日目の蝉」。
「あの日あの時ああすれば良かった」という誰しもが繰り返し持ち続ける思いを卓越した映像美で描き出し、一人の人間の人生を無限大に表現してみせた「ミスター・ノーバディ」。
実在のロックバンドをモチーフにし、全く繋がりのない人々の別々の人生の“くすぶり”と“着火”を生々しく瑞々しく描き出した「劇場版 神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ」
そして、総鑑賞本数102作品の中でNo.1に輝いたのは、「八日目の蝉」だった。
自分自身に子供ができた年にこの映画を観られたことは、やはり特別だったと思う。
そういう自身の人生における大きな変化を迎えていたことも影響したのだろうが、過去に覚えがないくらいに映画館で涙が止まらなかった。
歳を重ねるにつれ、益々「映画を観る」という行為が自分自身の人生に密接にリンクするようになった気がする。映画に対する価値観や感動するポイントも変化してきているように思う。
今年も色々な映画を観て、更に映画の楽しみ方に奥行きが生まれたと思う。
来年もまた良い「映画体験」をしていきたい。
総鑑賞本数:102本
平均点:6.57点
作品賞
☆「八日目の蝉」
「ソーシャル・ネットワーク」
「英国王のスピーチ」
「ブラック・スワン」
「127時間」
「ブルーバレンタイン」
「ミスター・ノーバディ」
「メアリー&マックス」
「塔の上のラプンツェル」
「劇場版 神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ」
監督賞
☆デヴィッド・フィンチャー
「ソーシャル・ネットワーク」
ダーレン・アロノフスキー
「ブラック・スワン」
ダニー・ボイル
「127時間」
ジャコ・ヴァン・ドルマル
「ミスター・ノーバディ」
三池崇史
「十三人の刺客」
脚本&脚色賞
☆「ソーシャル・ネットワーク」
「ブラック・スワン」
「女の中にいる他人」
「ブルーバレンタイン」
「(500)日のサマー」
主演男優賞
☆ジェシー・アイゼンバーグ
「ソーシャル・ネットワーク」
コリン・ファース
「英国王のスピーチ」
ジェームズ・フランコ
「127時間」
グレゴリー・ペック
「ブラジルから来た少年」
ライアン・ゴズリング
「ブルーバレンタイン」
主演女優賞
☆ナタリー・ポートマン
「ブラック・スワン」
永作博美
「八日目の蝉」
井上真央
「八日目の蝉」
新珠三千代
「女の中にいる他人」
ミシェル・ウィリアムズ
「ブルーバレンタイン」
助演女優賞
☆ヘレナ・ボナム=カーター
「英国王のスピーチ」
クロエ・グレース・モレッツ
「キック・アス」
小池栄子
「八日目の蝉」
エル・ファニング
「SUPER8/スーパーエイト」
京マチ子
「羅生門」
助演男優賞
☆伊勢谷友介
「あしたのジョー」
レイフ・ファインズ
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」
ジェフリー・ラッシュ
「英国王のスピーチ」
ヴァンサン・カッセル
「ブラック・スワン」
稲垣吾郎
「十三人の刺客」
ニューフェイス賞
☆エル・ファニング
「SUPER8/スーパーエイト」
ジェシー・アイゼンバーグ
「ソーシャル・ネットワーク」
クロエ・グレース・モレッツ
「キック・アス」
ミラ・クニス
「ブラック・スワン」
二階堂ふみ
「劇場版 神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ」
映像賞
☆「ミスター・ノーバディ」
「ソーシャル・ネットワーク」
「シングルマン」
「ブラック・スワン」
「127時間」
特殊視覚効果賞
☆「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」
「SUPER8/スーパーエイト」
「世界侵略:ロサンゼルス決戦」
「エンジェル ウォーズ」
「塔の上のラプンツェル」
美術賞
☆「英国王のスピーチ」
「シングルマン」
「ブラック・スワン」
「ミスター・ノーバディ」
「メアリー&マックス」
音楽賞
☆「SOMEWHERE」
「ソーシャル・ネットワーク」
「ブラック・スワン」
「羅生門」
「劇場版 神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ」
ミステリー・サスペンス映画賞
☆「女の中にいる他人」
「9-ナイン-」
「完全なる報復」
「ミッション:8ミニッツ」
「羅生門」
アクション映画賞
☆「十三人の刺客」
「キック・アス」
「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」
「世界侵略:ロサンゼルス決戦」
「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」
SF映画賞
☆「ミッション:8ミニッツ」
「ブラジルから来た少年」
「最後の猿の惑星」
「ミスター・ノーバディ」
「アイアン・ジャイアント」
ファンタジー映画賞
☆「塔の上のラプンツェル」
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」
「9-ナイン-」
「オズの魔法使」
「Sweet Rain 死神の精度」
ファニー賞
☆「キック・アス」
「ミックマック」
「ローラーガールズ・ダイアリー」
「トイレット」
「(500)日のサマー」
“LOVE”賞
☆「ブルーバレンタイン」
「シングルマン」
「コクリコ坂から」
「ぼくのエリ/200歳の彼女」
「(500)日のサマー」
アニメーション映画賞
☆「メアリー&マックス」
「コクリコ坂から」
「ファンタスティック Mr.FOX」
「塔の上のラプンツェル」
「アイアン・ジャイアント」
日本映画賞
☆「八日目の蝉」
「コクリコ坂から」
「十三人の刺客」
「羅生門」
「劇場版 神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ」
劇場鑑賞作品賞(22)
☆「八日目の蝉」
「ソーシャル・ネットワーク」
「英国王のスピーチ」
「ブラック・スワン」
「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」
「コクリコ坂から」
「127時間」
「一命」
「ミッション:8ミニッツ」
「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」
ベストレビュー賞
☆「八日目の蝉」
(レビュー)
「ソーシャル・ネットワーク」
(レビュー)
「女の中にいる他人」
(レビュー)
「ブルーバレンタイン」
(レビュー)
「(500)日のサマー」
(レビュー)
おヒサシネマ!賞
☆「トゥルーライズ」
「レインマン」
「コクーン」
「JFK」
「切腹」
ワースト映画賞
★「ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON」
「華麗なるアリバイ」
「名探偵コナン 戦慄の楽譜」
「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」
「プリンセス トヨトミ」
THE RANKING OF 2011-102MOVIES
1.「八日目の蝉」
2.「劇場版 神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ」
3.「ミスター・ノーバディ」
4.「ソーシャル・ネットワーク」
5.「ブラック・スワン」
6.「127時間」
7.「メアリー&マックス」
8.「英国王のスピーチ」
9.「ブルーバレンタイン」
10.「塔の上のラプンツェル」
11.「キック・アス」
12.「コクリコ坂から」
13.「十三人の刺客(2010)」
14.「(500)日のサマー」
15.「ミッション:8ミニッツ」
16.「一命」
17.「スティング」
18.「ローラーガールズ・ダイアリー」
19.「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」
20.「羅生門」
21.「女の中にいる他人」
22.「シングルマン」
23.「9-ナイン」
24.「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」
25.「ピラニア」
26.「ブラジルから来た少年」
27.「アイアン・ジャイアント」
28.「ベスト・キッド(2010)」
29.「世界侵略:ロサンゼルス決戦」
30.「ワイルド・スピード MAX」
31.「その男ヴァン・ダム」
32.「Sweet Rain 死神の精度」
33.「完全なる報復」
34.「最後の猿の惑星」
35.「ミックマック」
36.「ダラスの熱い日」
37.「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」
38.「スカイライン-征服-」
39.「ワイルド・スピード MEGA MAX」
40.「ファンタスティック Mr.FOX」
41.「猿の惑星・征服」
42.「ナイト&デイ」
43.「トイレット」
44.「SUPER8/スーパーエイト」
45.「ワイルド・スピード」
46.「SOMEWHERE」
47.「トゥルー・グリット」
48.「突入せよ!「あさま山荘」事件」
49.「オズの魔法使」
50.「トロン:レガシー」
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