おヒサシネマ!「007/カジノ・ロワイヤル」 “新ボンド初作にして至高のエピソード0”

カジノ・ロワイヤル久々鑑賞☆おヒサシネマ!

カジノ・ロワイヤル

評価: 9点

Story

暗殺の仕事を2度成功させたジェームズ・ボンドは“00(ダブルオー)”の地位に昇格し、最初の任務で、世界中のテロリストの資金運用をしているル・シッフルの存在を突き止める。
高額掛け金のポーカーで資金を稼ごうとするル・シッフルと勝負するため、モンテネグロに向かうボンドの前に、国家予算である掛け金1,500万ドルの監視役として財務省から送り込まれた美貌の女性ヴェスパー・リンドが現れる……。 Amazonより

 

Review

最新作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」を公開日に鑑賞し、大きな惜別と喪失感と共に、自分にとっては思っていた以上に、ダニエル・クレイグという映画俳優が演じたジェームズ・ボンドが「特別」だったということを思い知った。
そして、居ても立っても居られなくなり、彼が演じた007“五部作”、その15年の道程を辿ってみることにした。

改めて鑑賞したこの第一作「カジノ・ロワイヤル」は、「序章」として最高すぎる映画だ。
最終作まで観終えて、ダニエル・クレイグ版007が描いたものは、ジェームズ・ボンドという一人の男の人生の物語であり、今作は第一作目にして至高の“エピソード0”だった。

娯楽映画史上における確固たる“ブランド”の新シリーズ展開に当たって、ダニエル・クレイグという新しい「価値観」によるキャスティングと、敢えて原点の“更にその前”に立ち戻ってシリーズを再構築しようとした試みは、当時極めてリスキーだったろうけれど、今のなっては大正解だったと断言できるだろう。

今作以前の007シリーズが基本的には単発の活劇だったのに対して、クレイグ版は明確な「連作」としてシリーズ化され、ジェームズ・ボンドの戦いとそれに伴う葛藤を描き出してきた。
それ故に、ダニエル・クレイグが演じるジェームズ・ボンドは、ちゃんと“痛み”を伴い、終始一貫して悲壮感を孕んでいる。
「殺しのライセンス」を得たばかりの未成熟な諜報員が、野心的に任務を遂行する様は、あまりにも荒々しく、時に破滅的にすら見える。そこにはすでに、彼が内包するトラウマや危うさが垣間見えていたように思う。

そして、当然のように傷つき、殺されかけ、騙され、宿命的な「悲劇」を迎える。

彼は、その体と心に刻みつけられた沢山の「傷」を携え続けたまま、間髪入れずに新たな任務に就く。
ラストカット、「Bond,James Bond.」と言い放ったその姿は、まさしくジェームズ・ボンドそのものだった。

 

Information

タイトル007/カジノ・ロワイヤル CASINO ROYALE
製作年2006年
製作国アメリカ・イギリス
監督
マーティン・キャンベル
脚本
ニール・パーヴィス
ロバート・ウェイド
ポール・ハギス
撮影
フィル・メヒュー
出演
ダニエル・クレイグ
エヴァ・グリーン
マッツ・ミケルセン
ジュディ・デンチ
ジェフリー・ライト
ジャンカルロ・ジャンニーニ
シモン・アブカリアン
イェスパー・クリステンセン
クラウディオ・サンタマリア
イザック・ド・バンコレ
鑑賞環境インターネット(Amazon Prime Video・字幕)
評価9点

 

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