「クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園」映画レビュー “願わくばきらめく青春の日々を”

クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園2021☆Brand new Movies

クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園

評価: 7点

Story

嵐を呼ぶ“永遠の5歳児”のはずが、しんのすけとその仲間たち・カスカベ防衛隊がなんと学帽をかぶり制服姿で学園に体験入学することに! そこでカスカベ防衛隊を待ち受けるのは、汗と涙の青春!…のはずが、多発する謎の怪事件に巻き込まれてしまう…! Filmarksより

【7月30日(金)公開】『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』予告2 新公開日ver.
7月30日公開決定!『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』やっとみんなに会えるゾ‼夏休みはオラと謎解き‼映画クレヨンしんちゃんシリーズ史上初の本格(風)学園ミステリー!果たして、しんのすけたちは事件をおかいケツできるのか!?★原作:臼井儀人(らくだ社)/「月刊まんがタウン」(双葉社)連載中/テレビ朝日...

 

Review

子どもたちの夏休み真っ只中、例によってコロナ禍の影響で“春休み公開”から順延になった“クレしん”映画最新作を我が子らと共に鑑賞。
今作のテーマはずばり「青春」と「エリート」、シリーズ初の“学園ミステリー”なストーリーテリングの中で、“クレしん”らしいおバカなコメディと、時にハッとしたり、グッとくる展開が用意されていた。

元来エリート志向の強い風間くんに誘われて、かすかべ防衛隊の面々が、最新鋭の超エリート学園に体験入学する。
過剰にオートメーション化された評価システムに支配された学園を舞台にしたハチャメチャな展開は、クレしん映画らしく楽しい。
体験入学する冒頭シーンなどは、大晦日のバラエティ番組の定番「笑ってはいけないシリーズ」まんまであり、映画らしい大冒険展開は無い。ストーリー的にはとても小規模であり、多少話運びは雑多で稚拙だったけれど、ミニマムなコメディに振り切っていたとは思う。

ただそんな小規模なストーリー展開の中でも、“エリート”の育成に固執するあまりに闇と悲劇を生み出しかねない現代社会の縮図のような学園模様が描き出されていた。
そのあたりは、2018年の「爆盛!カンフーボーイズ〜拉麺大乱〜」でも、かすかべ防衛隊の活躍を主体にして「正義」を掲げることの功罪を深く浮き彫りにした、高橋渉監督+うえのきみこ脚本のコンビネーションが、今作でも発揮されていたと思う。

“エリート”という言葉に縛り付けられることで、子どもたちも、大人たちも見失ってしまったものは何なのか、その功罪を表しつつも、それでも風間くんがエリートを目指し続けること自体は否定せず、尊重する帰着が、実にクレしん映画らしく好感が持てた。

そして、その中であわせて描かれる「青春」というもののキラメキ。
形の無いものに憧れ、悩み、苦しみ、だからこそ光り輝く若者たちの姿は、ベタベタではあったけれど、ストレートに感動した。

まだまだ無限の可能性を持つ自分の子どもたちを横目にしながら、願わくばきらめく青春の日々を送ってほしいと強く思った。

 

「クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ〜拉麺大乱〜」<8点>
この世界は腹立たしい。「正義」を貫こうとすればするほど、怒りが膨れ上がる。 行き場のない怒りは、徐々に憎しみとなり益々世界は混沌とするけれど、それでは“相手”の思うツボ。 「じゃあ、どうすればいいんだ?」 “正解”では…more

 

Information

タイトル映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園
製作年2021年
製作国日本
監督
高橋渉
脚本
うえのきみこ
撮影
声の出演
小林由美子
ならはしみき
森川智之
こおろぎさとみ
仲里依紗
広橋涼
村瀬歩
山口太郎
齋藤彩夏
稲田徹
亀井芳子
佐久間レイ
鑑賞環境映画館
評価7点

 

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