評価:
6点Story
誰も見たことのない 地球最後の「秘境」へ— 夏休みのある日。大探検旅行にあこがれ、航空写真の中から魔境を探すのび太たち。 そんな中のび太は、空き地で一匹の子犬・ペコに出会い、飼うことになる。そのペコがなんと、山積みの航空写真の中から、ジャングルの奥地に立つ謎の石像を見つけ出した! 不思議に思ったのび太たち5人とペコは「探検隊」として、巨神像の謎を解き明かす旅に出発する!! 魔境の先でのび太たちを待つものとは? 巨神像に隠されたひみつとは? そして、ペコの正体とは? 数々の謎とわくわくが待つ、壮大な冒険ストーリーが始まる! Filmarksより
[新・のび太の大魔境]予告編 第1弾誰も見たことのない地球最後の「秘境」へ── 『映画ドラえもん 新・のび太の大魔境〜ペコと5人の探検隊〜』ただいま大ヒット上映中!!【映画ドラえもん公式サイト】 【ドラえもん公式サイト】 【ドラえもん公式Facebook】 http...
Review
新ドラ世代(声優陣が一新された新シリーズ)の劇場版第9作品目は、“旧世代”にも懐かしい「大魔境」。
オリジナル映画である1982年公開「ドラえもん のび太の大魔境」は、無論子どもの頃の何度も観た作品の一つだ。
のび太たち主要キャラに限らず、出来杉君の「ヘビースモーカーズフォレスト!」という言い回しに至るまで、記憶の中に染み込んでいる。
ストーリーそのものは、例によってアドベンチャーに憧れるのび太たちが、アフリカの秘境を探検するというドラえもん映画としてはシンプルなものだが、そこに盛り込まれたF先生のアイデアがやっぱり素晴らしい。
行き着く先が、大昔の地殻変動によって独立した進化を辿った犬の世界という設定や、絶体絶命の窮地を救うのが“10人の外国人”だというタイムパラドックス的趣向が、実にドラえもんらしいSF性とファンタジー性に溢れている。
そしてそんなストーリー展開の中で、ほぼ主人公的な立ち回りをするのがジャイアンであるという点も、オリジナル作品から変わらず、ガキ大将故の不器用さや葛藤を抱え込みながら、作中随一の感涙ポイントである「男気」をしっかりと見せてくれた。(ちなみにジャイアンはこの映画の中で5回位確実に死にかけている)
全体的にほぼ忠実なトレースをしたリメイク作なので、特に不満もないが、同時に特筆すべき新しい発見や表現も無かったことは否めない。
「のび太の恐竜」や「魔界大冒険」などその他のリメイク作が、傑作であるオリジナル作品に対して果敢に改変に挑み、新たな傑作として生まれ変わっていたことを踏まえると、そういった要素が無かったことはやや残念だった。



Information
タイトル | 映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊~ |
製作年 | 2014年 |
製作国 | 日本 |
監督 | 八鍬新之介 |
脚本 | 清水東 |
撮影 | 末弘孝史 |
声の出演 | 水田わさび |
大原めぐみ | |
かかずゆみ | |
木村昴 | |
関智一 | |
三石琴乃 | |
萩野志保子 | |
小林ゆう | |
飯塚昭三 | |
坂本千夏 | |
夏目三久 | |
小栗旬 | |
鑑賞環境 | インターネット(Netflix) |
評価 | 6点 |
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画像引用:https://www.netflix.com/jp/title/81044929
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