「劇場版ポケットモンスター ココ」映画レビュー “親と子は共に育ち、そして巣立つ”

ポケットモンスター ココ 2021☆Brand new Movies

ポケットモンスター ココ

評価: 5点

Story

人里から遠く離れたジャングルの奥地。厳しい掟で守られたポケモンたちの楽園、オコヤの森があった。そこで仲間たちと暮らしていた頑固者のザルード(声:中村勘九郎)は、ある日、川辺で人間の赤ん坊を見つける。 「ニンゲン、これが・・・」 見捨てられないザルードは、森の掟に反して、赤ん坊をココ(声:上白石萌歌)と名付け、群れを離れてふたりで暮らすことを決意する。ポケモンが人間を育てる生活が始まって10年。 ココは、オコヤの森にやってきたサトシとピカチュウに出会う。初めてできた「ニンゲンの友達」。 自分のことをポケモンだと信じて疑わなかったココの胸の中に、少しずつ疑問が芽生え始める。 「父ちゃん、オレはニンゲンなの?」 自分はポケモンなのか?それとも人間なのか? 悩むココだったが、ある日、招かざる人間の足音が森に近づいてきて、平穏な日々が一変する—。 Filmarksより

【公式】「劇場版ポケットモンスター ココ」予告3
2020年12月25日(金)公開 「劇場版ポケットモンスター ココ」本当の親子って? 育てるって何だ??ポケモンと人間、ちょっと変わった親子の物語。人里から遠く離れたジャングルの奥地。厳しい掟で守られたポケモンたちの楽園、オコヤの森があった…more

 

Review

息子があと1ヶ月ほどで小学生になる。
休日は自宅でアニメを観るのが好きで、一丁前にAmazon Prime VideoやNetflixを駆使して、TVアニメやアニメ映画を延々と観ている(ただの出不精のような気もするが……)。
世の中のトレンドの例に漏れず「鬼滅の刃」の熱狂が一段落した後、このところは「ポケットモンスター」に、姉(9歳)と共にご執心だ。

そんな息子を隣に、僕自身初めて“ポケモン映画”を劇場鑑賞した。

“ポケモン”自体、もはや歴史の長いエンターテイメントなので、僕自身ギリギリ触れていてもおかしくはない世代ではあるが、ゲーム、アニメとも殆ど接した機会がなく、完全なる無頼漢だった。
現在放送中のアニメシリーズ最新版を子どもたちが熱心に観るようになって、ようやく“ピカチュウ”以外のモンスターたちの固有名詞を幾つか覚えた程度である。

そんなわけで、僕自身は“ポケモン”自体にさほど興味があるわけではないのだが、今作は、プロモーションを見る限り、シリーズの大筋のストーリーラインとは少し独立した物語のようであり、紛れもなく親子の物語を描いていることは明らかだったので、せっかくだし子どもたちと一緒に観てみたいと思った。

そして映画は、想像通り、てらいなくあまりにもド直球な“親子”の物語を描いていた。
そこにストーリー的な工夫や、目新しい踏み込みはほぼ無く、話の筋としては王道であり、ベタベタであったと言えよう。

映画ファンとして、「面白かった!」と言える作品ではないかも知れない。だがしかし、だ。

愛情とそれ故の対立。尊敬と敬愛。そして、旅立ち(巣立ち)。
父と息子、その普遍的なストーリーを、己の息子と共に目の当たりにして、涙せずにはいられなかった。

またアニメーションとしてのクオリティは想像していたよりもずっと高品質で、木漏れ日や、水しぶきや、空気の揺れに至るまで、ジャングルを舞台にした映画世界を見事に表現していたと思う。

 

この映画に登場する「父親」と同じく、僕自身、まだまだ本当に父親になりきれているのかは甚だ疑問だし、不安に思うことも多い。
おそらく、この思いは僕が父親であり続ける限りずうっと存在するものなのかもしれないし、子に限らず、親も様々な状況からの巣立ちを重ねて成長していくものなのかもしれない。

 

Information

タイトル 劇場版ポケットモンスター ココ
製作年 2020年
製作国 日本
監督
矢嶋哲生
脚本
矢嶋哲生
冨岡淳広
総作画監督
丸藤広貴
西谷泰史
出演
松本梨香
大谷育江
上白石萌歌
山寺宏一
中川翔子
中村勘九郎
林原めぐみ
三木眞一郎
犬山イヌコ
鑑賞環境 映画館
評価 5点

 

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画像引用:https://jpgames.de/

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