おヒサシネマ! 「亡国のイージズ」

久々鑑賞☆おヒサシネマ!

 

BS放送で、この映画を放映していたので、録画をして観た。
5年前、劇場で観た時から、この日本映画は、日本映画らしくない力強さと、日本映画らしい精神を、阪本順治監督が見事に反映させた良い映画だと思っていた。

それなので、久々の鑑賞を楽しみにして観たのだけれど、何かが変だった。
もちろんストーリーは知って、以前観た通りの展開だったのだけれど、酷く半端な印象を受けた。
観賞後、よくよく確かめると、放送時間に合わせて何カ所かカットされているようだった。

何だか気持ちの悪さを感じたので、数日後、DVDを借りに行き、再び鑑賞した。

やっぱり、良い映画だった。
世間的には、多くの日本の大作映画と同様に酷評されている節があるが、この映画は明らかに他の映画にはないパワーがあると思う。

それを成しているのは、映画製作自体に対する“真摯さ”のように思う。
原作の描くテーマ性を真摯に捉え、ハリウッド映画の安直で軽薄な物真似ではなく、「日本」という国で描く映画だからこそ価値のある娯楽大作に昇華していると思う。

オールスターのキャスティングにより描き出された映画世界には、ハリウッドではなく、往年の日本の娯楽映画のエネルギッシュな様を彷彿とさせる。

もちろん、100パーセント完成度が高いなんてことは言えない。ストーリーにも、映像にも粗はある。
しかし、日本の映画界が“ちゃんと”力を込めた作品であるということは、ひしひしと伝わってくる。何よりもそのことに嬉しさを感じる映画だ。

「亡国のイージズ」
2005年【日】
鑑賞環境:DVD
評価:9点

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