最近の作品はほとんど観ていないけれど、ジャッキー・チェンの映画もそれなりには観ている。
個人的に一番好きな“ジャッキー映画”は、この「ポリス・ストーリー3」だ。
何よりも、ジャッキー・チェンが一番元気の良い時期の映画だし、この後のハリウッド進出作品にはない“香港臭”がたまらない。(まあ作中の舞台は中国本土や東南アジア諸国なんだが)
やはりジャッキーは、香港が似合う。
香港映画界の独特のユーモアの中で繰り広げられるジャッキーアクションは、「アクション映画界のチャップリン」とも言いたくなる程、完成されていて何度観ても素晴らしい。
加えて、ジャッキーのパートナーとしてミシェル・ヨーが卓越した女流アクションを見せてくれるのも、この映画の魅力だ。
ジャッキー・チェンとミシェル・ヨーのWアクションのコンビネーションは、このシリーズ作きっての見所とも言える。
相変わらず唐突に終わる香港映画らしい「終劇」と、エンディングロールのNGシーンも、久々に堪能した。
ただ今回はBS放送の字幕で観たのだが、ジャッキー映画だけは吹き替え版の方がしっくりくるような感じがした。
「ポリス・ストーリー3 警察故事3: 超級警察」
1992年【香港】
鑑賞環境:BS
評価:8点
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