「サウンド・オブ・サンダー」

2006☆Brand new Movies

 

太古の生態系に抵触してしまったために、現在の人類世界が巨大に打ち寄せる時空の波紋ごとに“崩壊”してゆく……。

劇場公開時は、結構大々的にプロモーションをしていたので、とりあえず「巨費」をかけたエンターテイメント大作なのだろうと踏んでいたのだけれど、蓋を開けてみると、文句なしの“B級映画”だった。

VFXというよりも、もはや“合成”に近いCG。ベタベタなストーリー展開に、漫画みたいに極端な化け物たちが襲ってくる……。
こき下ろそうと思えば、もういくらでも非難することができるだろう。

が、こういう映画には弱い。もう明らかに「趣味」の問題だが、あからさまな低級テイストが逆に「安心感」を生み出す。
ヘタに色々と懲りすぎて、映画として破綻気味の映画に比べたら、よっぽど楽しんで観られる。

ベタではあるけど、ストーリー自体の整合性は保たれているし、まるでテーマパークのアトラクションみたいな“固定装置”でタイムスリップをするという設定には、派手さの代わりにリアリティがある。
そのタイムマシン装置を利用して、まったく融通の利かない「恐竜狩りツアー」を商売にするというのも、実に有り得そうである。

まあB級ならB級でもっと思い切り遊んでほしかった感はあり、明らかな製作費不足が目に余ることも事実なので、いくらB級映画好きといっても、単純に高評価というわけにはいかない。
が、最初の方の、主人公が歩く未来の街並みのあまりにチープなビジュアルを見た時点で、この映画の“すべて”を受け入れられることが出来れば、きっと100分余りの時間が「苦痛」にはならない筈だ。

「サウンド・オブ・サンダー A SOUND OF THUNDER」
2005年【米・独・チェコ】
鑑賞環境:DVD
評価:6点

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