「インサイド・マン」

2006☆Brand new Movies

 

シャープな映像感覚、ユーモアと社会風刺に富んだ流れるような台詞回し、全編通してスパイク・リーらしい映画世界には中だるみなく引き込まれる。
伏線をおおいに孕んでいそうな“強盗計画”の展開により、その吸引力はさらに強まっていく……。

が、最後の最後でどうも乗り切れないというか、今ひとつこの作品が持つストーリーとしての「解放感」を得ることができなかった。ストーリーに説得力がないとも言えるかもしれない。

たぶんそれは、主要人物たちの掘り下げ方がどこか中途半端で、軽薄だったからだと思う。
だからラストの顛末に、明確な「意思」や「ドラマ性」が生まれていないんだと思う。

ものすごく映画としてレベルの高い雰囲気を出していただけに、残念だ。

「インサイド・マン INSIDE MAN」
2006年【米】
鑑賞環境:映画館
評価:4点

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