今夏のシリーズ最新作「フォールアウト」を鑑賞後、シリーズ過去作を鑑賞し直したが、「3」からこの「5」までの今シリーズの娯楽活劇としての「成長曲線」は、映画ファンにとってとてもハッピーなことだったと改めて痛感する。
「3 」から再構築が試みられた、イーサン・ハント率いるスパイ組織“IMF”の「チーム感」は、この「ローグ・ネイション」で見事に結実し、映画史上においても屈指のスパイ映画として完成している。
最高クラスの娯楽活劇に対してはこれ以上の言葉の論評は不要だ。
苦虫を噛み潰すように悔しさを滲ませる敵役に対して、イーサン・ハントが静かに力強く「我々はIMFだ」と宣言する。
そのあまりにも痛快な“勝利宣言”を観るために、僕はこの先何度もこの娯楽活劇の傑作を欲することだろう。
「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション Mission: Impossible – Rogue Nation」
2015年【アメリカ】
鑑賞環境:インターネット(amazon・字幕)
評価:10点
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