おヒサシネマ!「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」

久々鑑賞☆おヒサシネマ!

 

アクション映画の“賞味期限”は得てして短いものだが、本当に面白い「娯楽活劇」は、時間が経過して何度観てもちゃんと面白い。
このシリーズ第4弾は、そういう類のまさしく娯楽活劇の傑作だと思う。
前作「M:i:III」は、決して完璧な映画ではなかったけれど、オリジナルである「スパイ大作戦」への原点回帰として描き出されたIMFのチーム感と、諸々のガジェットのエンターテイメント性が、今作への布石となったのだと思える。
前作で構築された基盤を活かし、娯楽活劇として最高な形で増幅させてみせたことが、今作を大成功へと導いた最大の要因だろう。
実写映画初監督となったブラッド・バードがその手腕を振るい、頭打ち感があったアクション映画というジャンルそのものに対しての“新風”を生み出している。
そして、公開当時50歳目前だったトム・クルーズが、年齢とステータスに関する常識を打ち破るかのようなパフォーマンスを見せ、過去最高のイーサン・ハントを演じきったことで、この映画シリーズそのものが限界点を突破したのだと思う。

「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル MISSION: IMPOSSIBLE – GHOST PROTOCOL」
2011年【アメリカ】
鑑賞環境:インターネット(amazon・字幕)
評価:9点

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