「バッドサンタ」

今一番好きかもしれない俳優、ビリー・ボブ・ソーントンの主演映画っつうことで、今年の6月くらいにDVDを手に入れたにも関わらず、何だか観る機会に恵まれず数ヶ月間放置。ついには“サンタ”なんだから12月に入ったら観ようと勝手に決めて、本日ついに解禁☆

話の素材としては→→サンタの格好でデパートに忍び込み売り上げを盗み出すことを生業としている、飲んだくれで、女好きで、前科一犯のどうしようもない男の話。まさに“Bad Santa”。というもの。

そんなやさぐれ男を演じさせたら天下一品（そんな役じゃなくても天下一品だけど）のビリー・ボブ・ソーントンのみを期待して観た映画だったのだけれど、この映画、しっかり「クリスマス映画」だ☆☆☆

主人公のバッドサンタの言動を中心にどこまでもブラックで、下品で、乱暴なセリフとストーリーが展開されるのに、結果的には「心温まる」映画に仕上がってくる。

バットサンタの前に現れるひとりの少年との交流が、可笑しくて、なんだかイイ。
物語だけを見れば、ベタっちゃあベタなんだけど、そういうことを感じさせない小気味良い台詞回しと、何と言ってもやっぱりビリー・ボブ・ソーントンがスバラシイ。

「バッド・サンタ　Bad Santa」
2003年【米・独】
鑑賞環境：DVD
評価：8点