「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」

2005☆Brand new Movies

 

 

ティム・バートンによる元祖“ストップモーションアニメ”ということで、ほんとうは「コープスブライド」の前にちゃんと観ておきたかったのだけれど、「コープス~」の公開が終わろうとしていたので、順番が逆になってしまった。

というわけで、12月に入り、今年のクリスマス映画第一弾として観た訳。

技術的にも、製作費的にも、「コープス・ブライド」に比べると“粗さ”はある。でもそのいかにもな“人形らしさ”が逆に可笑しくて味わい深い。もちろん、アニメーションとして動き等の完成度は物凄く高い。

何と言っても、主人公であるガリガリのガイコツの化け物青年(パンプキンの王)に植え付けられた“人間性”と“愛着”がスバラシイ。

描かれる世界観はハチャメチャでストーリーなんてあってないようなものだけれど、それを納得させて余りある秀逸なファンタジーワールドだ。

かぼちゃの化け物だって何だって、クリスマスを楽しみたいのだ。
そういうクリスマスに対する純粋な憧れをそのままに描いたことこそ、この映画が長く愛されている要因だと思う。

「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス The NightMare Before Christmas」
1993年【米】
鑑賞環境:DVD
評価:8点

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