「亀は意外と速く泳ぐ」

2005☆Brand new Movies

 

いやあ、キタ☆今年No.1のコメディ映画、いやNo.1日本映画(仮)にめぐりあうことができた☆

普通のことを普通にする普通な主婦が、“普通”から脱却するためにスパイになる。そして、スパイだからこそ、目立たないように普通のことを普通にする普通な生活をしなければならず、更に“普通”な生活を追及していく。

文章に書くとなんだかよく分からないが、これほどまでに“普通”という物事に対し目をむけ、そこにある“可笑しさ”を描いた映画は他にない。

どこまでも愉快に、どこまでもくだらない日常に隠れる“小ネタ”の連続に、「クスクス」という笑いが止まらない。
それは、“普通”の愉快さ、“普通”の滑稽さ、“普通”の切なさ……普通から脱却したからこそ見えてくる“普通”の素晴らしさに対する可笑しみだと思う。

そして、その可笑しさは、次第に、生きることに対するどうしようもない愛くるしさに変わっていく。

そう、この映画は、「普通なことに隠れる可笑しさ」を描いていく反面、「普通なことの価値」、しいては、世の中において“普通”と言われていることは、「実はとんでもなくエキサイティングなことなんだ」ということを、声高に提唱!……と、いうわけでなく、とてもこっそりと呟いている。

「亀は意外と速く泳ぐ」
2005年【日】
鑑賞環境:映画館
評価:10点

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