名優ロビン・ウィリアムスが世を去ってはや一年。個人的には彼の主演映画の中で最も大好きな映画を何回目かの再鑑賞。
20年前に劇場鑑賞して以降、幾度となく観てきたが、変わらず安定した「娯楽」を観る者に与えてくれる愛すべき映画だと思う。
公開当時は、最新のVFXを最大の売りにした作品だったはずで、普通そういう映画は時間の経過とともに劣化していくものだが、この映画は違う。
当然、ビジュアル的には現在の最新技術による精巧なVFXと比較すれば大いに見劣る。
それでも今作が娯楽映画として劣化していない要因は、やはり一にも二にも主演俳優の存在感に尽きる。
ロビン・ウィリアムスによるロビン・ウィリアムスらしい“最適な”オーバーアクトこそが、この映画の最大の娯楽性だろう。
20年という月日が経ち、技術的には劣化したと言えるビジュアルももはや味わい深さを伴ってきてる。
今はなき名優の記憶は、今後さらにこの映画の中でも価値を深めていくことだろう。
僕はこの先も何度もこの娯楽映画を観て、変わらず「あー面白かった」とシンプルな感想を発し続けると思う。
「ジュマンジ Jumanji」
1995年【米】
鑑賞環境:動画配信(字幕)
評価:9点
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