おヒサシネマ! 「暴走特急」

久々鑑賞☆おヒサシネマ!

 

番組表をチェックしていて、この映画のタイトルを発見し即予約録画、そして即鑑賞。
何度観たって面白い。そんなことももう分かりきっている。
決して万人に評価されている映画では勿論無いし、タイトルを聞いただけで嘲笑う人も多かろう。
ただ、“こういう映画”として、この映画の方向性は正しく、文句のつけようがない。
と、僕は思う。
“ケーシー・ライバック”という主人公の名前が出ただけで、敵味方問わず騒然とするという“お決まり”を、シリーズ作としてもっと観たかった。

下記「TK-SP特集4:『この“馬鹿”アクション映画がやっぱり面白い!』」から引用。

「スティーブン・セガール」、この俳優こそ、“馬鹿”アクション映画のトップスターだと思う。合気道をはじめとするありとあらゆる武術のリアルな使い手であり、映画におけるそのリアルな格闘アクションは「セガールアクション」と呼称されるほどだ。

彼の主演映画の特徴として真っ先に挙げたいのは、「主人公が圧倒的に強過ぎる」ということ。セガール演じる主人公は、殆どの場合、「無傷」で悪を抹殺していく。故に、観客は何の心配もなく主人公の「勝利」を見届けられる。
「それはアクション映画としてどうなの?」という疑問がごもっともだが、それが「セガールアクション」なのだから仕方が無い。

セガールの代表作と言えば「沈黙シリーズ」が有名。だが、第一作「沈黙の戦艦」の正式な続編は、この「暴走特急」のみで、あとはすべて配給会社が邦題として勝手につけただけで、シリーズとしての関連性は一切無い、ということも有名な話だ。

そして、セガール映画でダントツに面白いのは、「沈黙」と付けられなかった「沈黙シリーズ」の正統な続編、この「暴走特急」だ。
元海軍特殊部隊の対テロ部隊指揮官という経歴を持つ主人公が、なぜか今はコックをしているという設定が、このシリーズの面白い設定で、悪党と対峙する時にも、料理人らしい台詞回しをよくする。
例によって、主人公が偶然乗り合わせていた特急列車が、最新鋭の軍事衛星を操るテロリスト集団に占拠されるというくだりからストーリーは展開する。あとの顛末は……もう想像通りだ。

「特急列車」という限られた空間で繰り広げられる激し過ぎる死闘を、相変わらずの冷静沈着な表情で淡々とこなしていくスティーブン・セガールというコンテンツそのものが、最大の見所と言うしか無い。愛すべき“馬鹿”アクション映画だ。

 

「暴走特急 UNDER SIEGE 2: DARK TERRITORY」
1995年【米】
鑑賞環境:BS(字幕)
評価:9点

コメント

タイトルとURLをコピーしました